F-15DJ ハセガワ 1/72 制作記
2004.12.23 箱絵

久しぶりに模型を作れる時間ができたので F-15DJ 飛行教導隊を作ろうと思いキットを探してきました。私もキットの山に囲まれているので、目的の物を探すのが大変でした。そのうちに取り出し易い物から作るかもしれません。

このキットは発売当時最新のマーキングを作れるようにしてありますが、箱絵写真にある ちゃいろ の翼に吊っているタンクにあるマーキングを作りたくなりました。それも着地状態で。作りたくなったときにすぐに作れば完成させることは簡単に思えてきます。

ざっとキット内容を確認すると、何度ともなくデカール替えキットとして発売されているのでバリが少し多いように感じます。また、デカールは前回発売された飛行教導隊の物を更新していますが、肝心のコーションデカールが入っていません。

もしかして、私の物だけでしょうか。とりあえずは在庫のキットから持ってきて、後で部品請求することとします。


コクピット

いつものようにキャノピーから始めますが、計器パネル等は素晴らしいモールドです。F-4にもこのモールドがあればといつも思います。軽くドライブラシをかけてモールドを生かすようにしました。

エジェクションシートはパイロットを載せるために後から調整して付けるようにします。部品数を押さえて簡単にできるとは流石はハセガワです。

機種のAOAセンサーはモールドがダルになっているので削りました。後から伸ばしランナーを削った物を接着します。



2004.12.31 インテークの切断

着地姿勢にするためにはフラップとインテークに少し手を入れる必要があります。

まずはこれらの部分を切り飛ばしますが、フラップはエッチング鋸とアクリルカッターで丁寧に切断します。これは後の整形の手間を考えておく必要があるからです。

切断したら1mmのプラバンを説断面に接着して、断面を楔状にやすりで削りました。これでフラップがダウン状態にできますが、左右で極力同じ角度になるようにします。まぁ、細かな部分まではできませんけど。

インテークは稼動部分をプラバンで作り直すので大まかに切断しました。ついでに胴体横にあるバルカン砲部分も切断して、後から接着するようにします。

この部分は切りしろを少なくするために、エッチング鋸を使って丁寧に切取ります。切取った先端部分にはバルカン砲口を接着しておきます。この部分は胴体工作の最後で取り付けるようにしますので、部品は無くさないように大切に取っておきましょう。


フラップの切断

モデルアート2005年2月号表紙にF-15DJの航空自衛隊50周年記念塗装機の作例が載っていますが、作例を見たとたんに今度はこれを作りたくなりました。

今作っているものと同じDJ型なので工作は全く同じで問題なさそうです。どの機体にするか迷うのも楽しみのうちですね。



2005.1.20 胴体の接着

フラップとインテークは切り離しているので、次は機体の接着です。F-15は翼と胴体が滑らかな曲線を描いていてその機体の美しさを十分に表していますが、ハセガワの模型はその部分を見事に切断して部品分割してあります。

ここはパテ盛りをして丁寧にラインを繋げてやります。パテが乾いたら再度ペーパーがけして、段差が付いてないかを確認します。私はしばしば塗装がすんでから段差がわかることがあったので、繰り返し確認しました。

主翼の後縁は下面からやすりがけしてできる限り薄くしました。これで随分と印象も変わると思いますが、所詮自己満足ですね。

今月末にトライアングルの展示会があるのでそれに間に合わせるつもりでしたが、こんな感じではとても無理です。5月の静岡を目指すことにします。

また、塗装は空自50周年記念にするか、飛行教導隊にするかはまだ決まっていません。いっそのこと2機作るのもいいかもしれません。



2005.2.13 インテーク部の接着

トライアングルの展示会が終わりしばらくは模型を作る気分ではないのですが、今年は5月の静岡まで時間がないので気分が乗っているまま作ろうと思います。とは言っても、何時まで続くかは分かりませんが。

まず、インテーク上にあるバイパスドアを塞ぎました。ここは着陸時の写真を見てもはっきりとは分かりませんでしたが、たぶん閉じているだろうとの判断からです。Mr.パテを使用して乾燥したらやすりで削り、仕上げはサンドペーパーです。

次に、プラバンで角度を変えたインテーク部を接着します。先端部がねじれないように注意しましたが、なかなか上手くいかずに仮組しながら削りました。接着してみると、インテークの角度をもう少し付けた方がよかったかもしれません。

最後に、切り離した胴体横のバルカン砲口部を取り付けます。


シートとフィギュアの接着

いよいよ、コクピット内にシートとパイロットを乗せます。普段は人形を乗せませんが、今回は着陸体勢なのでフジミのキットからトレードしました。いつもこのフィギュアをほれぼれとして見ますが、ほんとに良くできています。

フジミのA-6とF-14のキットに付属していますが、2体ともポーズが違うので飛行機モデルに躍動感が出ます。デッキクルーと共に販売して欲しいくらいです。既に私のフジミキットのフィギュアは底をつきはじめました。

HUDはモールドが厚いので一度切り離して削った後に再度接着。ガラス部を薄いアクリル板で切出して慎重に取付けました。

また、HUD周辺に補機類があるので、プラバンと伸ばしランナーでそれらしく作りました。いったいこれらは何でしょうか。多分、自衛隊の方に聞いてみても、機密事項と言うことでしょう(^^)。



2005.2.27 キャノピーのマスキング

この飛行機もとっくに完成していなくてはいけない頃ですが、まだ塗装前の段階です。今年はまだ完成した模型がありません。早くしないともう3月になってしまいますね。

キャノピーのマスキングをGSIクレオスのMr.マスキング・ゾルで行います。私は物心付いた頃からマスキングにはこれを使っているので、これ以外の方法をよく知りません。

ところが最近では、生産終了して店頭にはないようですね。この情報は既に伝わっていたので、私は3個ほど余分に買っておきました。長年これを使っていたこともあり、テープ等でマスキングすることは考えられません。しばらくは不自由しませんが、早く同様な物が発売されないでしょうか。

マスキングゾルをキャノピーモールドが消えない程度に塗り重ねてから、新品のデザインナイフで丁寧にキャノピー枠を切抜きます。キャノピーを電灯に透かして注意深く作業をしますが、特に枠の交差する所は要注意です。その後、ピンセットで枠の部分を剥します。


キャノピーの接着

キャノピー内の部品を2個接着しますが、部品E3はゲート部を長めに切断したようでキャノピー内に接着するのに長さが足りなくなりました。仕方がないのでプラバンで長さを調整しました。こんな所に落とし穴があるとは。まだまだ私の腕が足りないようです。

いよいよ機体にキャノピーを接着しますが、いつものようにサラサラタイプの接着剤を使います。その後にキャノピー枠を、透かし防止のために黒で塗りました。胴体と前後部のキャノピーに隙間ができないように塗料で塞ぐようにします。

これが十分でないと後で全体塗装を行うときに、キャノピー内部に塗料が吹き込んでしまう恐れがあります。これで十分と思っていても、マスキングゾルを剥すまで心配です。どうか上手く行きますように。



2005.3.14 ラダーの切離しとエアブレーキ裏側の工作

着陸時の写真をよく見るとラダーがわずかに開きぎみのときがあります。模型でもこの部分が動作していると、着陸時に動きが出ると期待して早速エッチング鋸とカッターで切離しました。

ラダーの垂直方向は真っ直ぐではないので、一旦真っ直ぐに切断した後にプラバンで段差を付けました。垂直尾翼部分も同様に追加工作しました。

また、エアブレーキの内側もキットのままでは寂しいので、支柱付近が一段凹むようにプラペーパー加工して貼り付けました。

さらに、閉状態時にロックさせるためのフックのような物があるので、プラバンで作って接着しました。しかし、エアブレーキの内側を鮮明に写した写真はほとんどないので、それらしく作りました。

この部分をプラバンで加工するためにガンダムマーカーを使って大体の寸法線を記入しましたが、後工程の塗装では塗料がなかなかのってくれなくて消すのに苦労してしまいました。今度からは鉛筆で記入した方がいいですね。


迷彩塗装

塗装前にレドームにストリップを延ばしランナーで作って貼り付けました。現用機はキットの状態から改修されている部分があるので、できるだけその機体の写真多く見なくてはいけません。

ところで、このストリップはボーイングの旅客機でも見ることができますが、どういう機能をするのでしょうか?

やっとのことで大好きな塗装ができます。まずは下塗りでMr.カラー#308を全面に塗装します。その後、エアインテーク側面と胴体上面のエンジンノズル前にある迷彩パターンを#307で塗装しました。

方法はいつものように模型の塗装図を等倍に拡大した物をプリントアウトして、そのパターンを切抜いて両面テープでそのまま模型に貼り付けます。F-15の迷彩パターンは境界がはっきりとしているタイプなので、エアブラシのフリーハンド塗装よりもこの方法がいいと思います。

今日は雪も降ってきたのでここで作業を終了しました。デカール貼りまではまだ時間がかかりそうです。



2005.4.3 塗装終了

制空迷彩が終わったら白と黒を塗装します。白はエアインテーク上面前部から主翼後方まで、黒は主翼と胴体前部。また、主翼下面から垂直尾翼まで白と黒のストライプが続いています。

ここはデカールではなじまないと思い、マスキング後に塗装しました。垂直尾翼上端の金も塗装で仕上げています。これだけの塗装だと面倒になりますが、マスキングは丁寧にやることが大事です。

塗装が終わってマスキングを剥すときほど楽しみで緊張することはありません。いつものように緊張して剥しますが、垂直尾翼下の胴体に廻り込むストライプのマスキングが浮いたようで、境目が少しぼけてしまいました。ここはタッチアップで乗り切ります。ここでも丁寧に丁寧に。


デカール用トレー

この機体はデカールの貼りがいがありそうです。いつものようにトレーにティッシュペーパーを載せてから水を少し入れます。水はティッシュペーパーが十分に湿るくらいがちょうどいいです。あまり多いとデカールをトレーに入れたときに浮いてしまうので、ティッシュペーパーを載せた意味がなくなります。

デカールはカルトグラフ製で下地に影響されないので記念塗装機などの原色が多い機体のときは重宝します。また、実機でのマスキング塗り残しを表現した物なので、そのまま貼れることができます。ハセガワにはこれからの記念塗装機デカールの定番にして欲しい物です。

ただし、普段のよりもデカールが厚くなるのでデカール軟化液と定着液は必需品です。私はそれぞれGSIクレオスのマークソフターとマークセッターを使用しました。後者は今回初めて使いましたが、定着力は素晴らしくデカール貼りの必需品になりそうです。

現用機は細かなコーションデータが多いので一つ一つ確認しながら作業しますが、#84のデカールが足りなくなりました。私の貼りすぎか数が少ないのか? 手持ちにないか確認しようとしましたが、マスキングのグレー塗り残しを表現した物なのですぐには対応できません。ここは何事もなかったようにしておきますが、たぶん他の人には分からないでしょう。



2005.4.10 マークソフターとマークセッター

デカール貼りの必需品はマークソフターですが今回初めてマークセッターを使ってみました。

カルトグラフデカールのような少し厚めのものにはピタッとした密着感が得られて重宝しました。細かなデカール一枚一枚には面倒で使いませんでしたが、広い面積の物には威力抜群です。これからデカール貼りの必需品になりそうです。

ただし、使用する前にはすく振ってかき混ぜる必要があります。マークソフターは買ってからかなりの期間が過ぎていますが、一機当たりに使用する量はたかが知れているのでまだまだ減りません。このマークセッターもあと数百機分のデカールを貼る事ができるでしょう(^^;)。


クリアー塗装終了

デカール貼りの後に十分な乾燥させたら、仕上げに半つや消しクリヤーを全面にエアブラシで塗装します。この工程を行わないとデカールと機体塗装のつやに差があり過ぎて違和感があります。ここでは少し薄めに3層塗装をやりました。

塗装が終わってよく観察するといい感じです。でも、所々埃も一緒に塗装したようで気になる所がありますが、こればかりは仕方がありません。カーモデルなどでは許されないことでしょうが、私はいつも割り切っています。

やっと塗装が終わる所まで来ましたが、ここから着陸体勢の機体を展示台に固定することになります。完成までもう少しです。



2005.4.17 脚部分

少しずつ完成に近づいていますが、まだできてません。果たして静岡の合同展示会までに間に合うでしょうか。

塗装は終わったので、最終仕上げの足回りに入ります。後脚は真鍮線を中に入れ強度を上げてから、胴体に真鍮線を入れる孔をあけます。

最初は瞬間接着剤を使いましたが、衝撃力に弱いために2液混合タイプのものに変えました。これで少しは丈夫になったことでしょう。

着陸姿勢時には前脚オレオ部が伸び切っているので、キットの部分を切断して真鍮線に取り替えました。新造したオレオは少し長めにして目立つようにしました。このキットは真鍮線が大活躍です。



2005.4.29 完成

やっとのことで完成しました。わりと簡単に作ることができるこの飛行機が4ヶ月もかかってしまいましたが、組立てが終わってみるといいものです。この日は完成するまで一気に作っていたので途中の写真がありません。

今回は着陸で接地した時を再現してみました。タイヤにドリルで穴を明けて展示台から真鍮線で通します。台はプラバンを貼ったので瞬間接着剤で固定しました。

私が実機のF-15を初めて見たとき、この着陸姿勢に強烈な印象を持ちました。そして10年ほど前に飛行教導隊の みどり をその状態で作りましたが、固定方法が悪かったのか何時の間にか前脚も接地してしまいました。

今度は大丈夫だと思いますが、しばらくは様子を見ないといけません。どうか前脚が接地しませんように。



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