| 第45回 静岡ホビーショー 2006 |
1年経つのは早いもので、もう静岡ホビーショーの季節になりました。最近のメーカー新製品は Web で予め予告があるので心の準備ができているのですが、ハセガワの 1/350 艦船については全くのシークレット。今回最大の目玉です。これもドラゴンの新製品発表の影響でしょうか。
また、モデラーズクラブ合同展はトライアングルとして5回目の展示になりますが、その要領も手馴れたものになりました。今年も全国のモデラーの自信作をじっくりと拝見することにします。
いつものように AM 4:30 に自宅を出発して R246 と R1 で静岡を目指します。あいにくの雨で御殿場付近は濃霧状態、途中の各交差点でパトカーが待機していました。一定雨量を超えると通行止めの可能性もあったかもしれません。無事に通過できてよかった。
その後も順調に運転して、ツインメッセに着いたのは AM 6:45 いい時間です。未明の雨も上がっており晴天の予感。車から展示作品を降ろして展示ブースに向かうと、すでにトライアングルのメンバーは到着しており作品を並べていました。私のは 2作品ですが、今年は例年よりも作品数が多く、予行展示でも配置には時間がかかりました。
とりあえず展示場所に並べた後は車を宿に駐車するために、一時会場から離れなくてはなりません。再び会場に戻った頃は一般入場者が長蛇の列を作っていました。私なら並ぶのをあきらめるくらいの人の多さです。列を横目に、モデラーズクラブの名札を見せてトライアングルブースで会場時間までしばしの休憩。いよいよ楽しい2日間の始まりです。
今年はハセガワのシークレットアイテムを始め、個人的に期待している新製品も発表されるので例年よりも楽しみにメーカーブースへと向かいました。いつものことですが、キットのお買い物も楽しみの一つです。
ハセガワ今回最大のシークレットアイテムはこの雪風でした。私が最初に見た印象は模型自体がとても小さかったのであまりインパクトはありませんでした。それも、最終時ではなく竣工時を選択したのもちょっと不思議です。いずれバリエーション替えで発売されると思いますが、最終時が最も人気があるのではないでしょうか。
巷では、赤城や長門などが取りざたされていましたが、雪風は意外でした。艦船ファンの反応はどうなんでしょうか。甲型駆逐艦を一同に作れる楽しみはありそうですね。
爆撃機シリーズはついにこの機体が登場します。He111 同様にバリエーションの展開が楽しみなキットです。
既存の88mm砲のパーツをリニューアルして北アフリカのフィギュアやアクセサリーをセットした物ですが、リンバーは除外されてます。久しぶりにタミヤらしいキットを見たような気がします。かつての MM シリーズはこのように箱の中のもの全てで一つの情景シーンを作ることができました。88mm 砲はドラゴンや AFV クラブから発売されましたが、ついに真打登場の感があります。
モデラーは模型を作って形を覚えるものですが、このような新キットは今まで手にしたことがないのでどのようなものか期待がふくらみます。フランス戦車はこれまでにも他のメーカーから発売されていましたが、作りやすいタミヤから発売されるのは大歓迎です。バリエーションは捕獲されたドイツ軍仕様より、純粋にフランス軍仕様を充実して欲しいと思います。
ケッテンクラートのバリエーションに電源供給車が発売されます。これでますますドイツものは充実しますね。次はオペルの燃料補給車希望。
こちらも 48 シリーズには欠かせないアイテムになりそうです。あとはウイリスジープさせ発売されれば...。
零戦が最も華やかな時期のタイプが発売されます。52型よりもこちらを最初に待ち望んでいたファンも多いはず。飛行甲板のシートも発売希望。
日本のメーカーからやっと自国のフィギュアが発売されます。1/48 に縮刻した製品は無理でしょうか...。
伊-400 に搭載された晴嵐を発艦するシーンを再現した模型です。格納庫内部もそれらしく再現するようです。また、フルハルキットのバリエーション展開も予定しているようです。
残されていたこの型が年末にリニューアルされます。ピットロードのハイモールドシリーズに手が出なかったので、この発売は期待しています。
今年のトライアングルの展示は ひっくり返ったおもちゃ箱 のイメージで展示しましたがどうだったでしょうか。我がクラブも会員が増え展示作品も多様化してそのジャンルも多岐にわたっています。
また、ベテランモデラーだけではなく一般のお客さんにも分かりやすい説明や展示を心がけています。特にブースにきていただいた方には積極的にこちらから声をかけるようにしています。このブースを今年見れなかった人は来年ぜひお立ち寄りください。
私の今年の展示は、
の2点でした。B-17 は有名な機体なので熱心に見学していく方がいて、制作についてのお話もさせて頂きました。この瞬間は制作者冥利に尽きる時です。
我がトライアングルの中で飛行機関係のジオラマを 3点ほど。1/48 Fw190A-8/R8 三浦さん / 1/72 雪のロシア空軍ベース 岸本さん / 1/144 B-29・飛燕 中田さん
三浦さんのはモデルアートに掲載されたジオラマ、フィギュアが効果的に配置されています。岸本さんの Su-24 は雪の滑走路を掻き分ける整備員に注目。中田さんの B-29 と飛燕は史実を元にした迫力のあるジオラマを再現してあります。
その他のクラブで私が独断で印象に残った物を挙げてみます。
1/32 の343航空隊を再現していました。紫電改だけではなくパイロットや整備員、スタッフカーやトラックなども盛り込まれたジオラマです。
1/35 装甲列車が展示ブース幅一杯に並ぶのは圧巻です。一両一両が丁寧に作られていたました。
大戦末期の疾風を青系のしっとりとした塗装で仕上げています。
フルスクラッチの翔鶴。丁寧な作りこみはもはや芸術品です。
F/A-18F と空母艦首付近やキャットウォークを再現してあります。飛行甲板はの素材はダンボールでしょうか。
レジンキットを完成させるだけでも苦労するのに、さらに籠マストや細部が細かく作りこまれています。戦艦が勢ぞろいするのは圧巻です。
月刊「モデルグラフィックス」に連載されている日本海軍の輸送船を一同に展示していました。これだけ揃うと迫力があります。
スカイボーのキットですが工作はもとより塗装仕上げに見とれてしまいました。作者の杉村さんからウエザリングについて詳細にお話を伺ったので、私も早いうちに AFV クラブの M-41 を完成させたいと思います。
このクラブはどの模型も丁寧に作りこまれていましたが、車両だけではなくビネットやジオラマとしての演出に目をひかれました。
日本ではシャドウボックスは一般的ではありませんが、作者の意図する構図を取りやすいので私も挑戦してみたいと思います。
F-1 の塗装が素晴らしいだけではなく、展示方法もそれを引き立てています。
エンジンやボディのルーバー抜きまで見れば見るほど精密に作られています。アルファロメオ独特の色「ロッソ・アルファ」もいい仕上がりです。
「戦国自衛隊 1549」をジオラマで再現しています。フィギュアや車両はもとより舞台となったお城がよくできています。
航空自衛隊の記念塗装機を内部まで忠実に再現してありましたが、写真で撮れないのが残念。
YDCC との共同展示ですが、私的には今年一番の注目ブースでした。単品展示からジオラマまでその内容の濃さには目を見張る物がありますが、展示方法も効果的に配置されていました。
どか山さんはあのエアフィックスのキットを完璧に仕上げています。 kazuさんのジオラマは2点とも素晴らしい仕上がりで、ランカスターのジオラマはどこを見ても細かな工作で一杯した。 迫力のあるシーファイヤーの発艦シーンは yuki さん、プロペラがモーターで回転します。 JWさんは定評のある工作技術でスペシャルホビーのキットをここまで仕上げていました。
毎回渋いアイテムのキットを展示している中川さんが、今回はある意味メジャーな機体を選択しています。このキット私は未だ手に入れてませんが、もう売切れでしょうか。
見事な工作と郷愁を誘うジオラマが定評ですが、若い世代の方もじっと見入っていました。
何でも稼動させることが好きなこみやさんが今度は艦船を航行させました。バックに映っているのはご本人です。
宮崎アニメ悪役1号から昔なつかしの怪獣までギミック模型を展示。小さな子供からおじさんもデラーまで大人気でした。
今年で 2 回目となった自衛隊車両の展示ですが、会場で見ても違和感がなかったのは私だけでしょうか。実物を見ると模型を作りたくなるのはいつものことですが、この気持ちを持続させて 87式偵察装甲車に取り掛かりたいと思います。
毎年のことですが、静岡での 2 日間は夢を見ているようにあっという間に終わってしまいました。後片付けしているクラブ仲間を横目に、展示作品を梱包して静岡駅行きシャトルバスへ乗り込みます。宿の駐車場に戻り荷物をまとめて帰路につきますが、毎度のことですが静岡IC までは道が混んでいます。今年はちょっと裏道を教えてもらったので IC まで少し早めに着きました。
秦野IC 手前でほんの少し渋滞にあった以外は順調に運転でき、帰宅したのは PM 6:30 頃でした。展示作品も無事なことを確認して一安心。でも、我が家から見える東名上り線は渋滞で車が進んでいません。渋滞に巻き込まれなくてよかった。
今年は自分の展示作品の完成度に少しばかり不満なので、これをばねに来年はもう少し見せるジオラマを考えたいと思います。また、一般の人にも楽しんでもらう展示とはどのようなものがいいのか、考えることがまだまだあります。これらを来年の宿題として、また静岡で展示したいと思います。
皆さんお疲れ様でした、来年も静岡を目指しましょう。
2006/5/29