| 第44回 静岡ホビーショー 2005 |
今年も静岡ホビーショーの季節がやってきました。また、モデラーズクラブ合同作品展にはトライアングルとして参加しました。この合同展にはどんな新しい刺激があるのか楽しみです。
当日の早朝4:00に自宅を愛車の155で出発し、R246とR1で一路静岡のツインメッセを目指します。いつものことですが、この時間帯はトラックが多くスピードも結構出ています。運転は車の流れに乗って快調です。無事に7:00頃にはツインメッセに到着し、すぐに展示する模型を取り出します。会場には既にクラブの仲間も着いていて、一緒に机に並べました。あらかじめ先週には作品の並びかたを予行していたので、スムーズに置いて行けました。
さあ、いよいよ楽しい2日間の始まりです。今年は十分な睡眠を取っていたので頭もすっきり、いつもこうありたい物です。
今年のトライアングルは一般の人たちにも分かりやすい展示をすることを心がけました。そのためには、作品カードは各個人が作品の一部として丁寧な説明を書くようにしています。作品カードまではなかなか時間が取れずにいいかげんになり易い物ですが、今回のように考え方を変えて見るのも一考かと思います。
トライアングルの作品はこちらへどうぞ。
私の今年の展示は、
の3点でした。我がクラブも会員数が増えて一人当たりの作品も制限しなくてはいけない状態ですので、来年はもっと少なくなるかもしれません。最もその方が入魂の一作品を展示すると言う意味ではいいのかも。いずれにしても、多くの方に訪れて頂き感謝しています。また、展示を通じて色々と貴重なお話を聞くことができました。これも合同展示会ならではの楽しみですね。これだから静岡はやめられません。
さて、合同展示会は今年で16回を数え、参加クラブも139と膨れ上がってきました。これだけのクラブの中で展示すると同じような作品が多くなりますが、ユニークな作品や展示方法があることも事実です。毎年の展示会に合わせて渾身の作品が見れるのはモデラー冥利に尽きます。また、お気に入りの作品について作者にお話を聞くことができるので、これ以上の機会はありません。それでは、この中から私の独断で気になった物を紹介します。
イタレリ1/35キットを丁寧に作ってあり、ドライブラシが美しい作品です。AFVはジオラマでの展示が多いのですが、単品展示でもこれだけの存在感がだせるという見本のような作品です。
40代には郷愁を誘う情景ばかり展示されていました。個々の作品の完成度も高くすばらしいものばかりでした。
一目見ただけで引き込まれる作品ばかりで、個々の作品が本当に良くできていました。このようにしてみると建設機械も一つの芸術品と言えます。
私もいずれ作りたいと思っているタミヤ1/72キットを見事なジオラマで仕上げています。海面の浮遊ゴミや埠頭の雰囲気が素晴らしく作られています。
ポケールといえば一般的なインジェクションキットとは対局のまさに手作りの模型、それを丁寧に作り上げるのは職人的な技が必要だと思います。それにアルファロッソの全塗装が奇麗な艶有りで仕上げられており、見るだけでも楽しさが伝わってきます。
niftyの稼動大王こみやさんの作品。プロペラはもとより旋回銃座も回る優れもの。
インターネットのブログを公開している模型仲間でのブースで、前回のトライアングル展示会でもご一緒させて頂きました。何と言っても1/72蛇の目機が大半を占めていましたが、このSU-25UBはその中でも異色の一機です。
模型のジャンルが広いこの会ではフルスクラッチの模型も多く、この機体は迷彩塗装も奇麗で独特の雰囲気があります。
まるで「バンド・オブ・ブラザーズ」の一シーンを見ているような気分になります。最近ではミニスケールが多く作られてきていますが、このスケールだと迫力があります。また、建物も内部までよくできていて作者のセンスのよさが分かります。
エッチングパーツ入りのキットを箱の中の部品だけで作った力作です。細かな所までよく作り込まれていて、ずっと見ていても飽きませんでした。
ベトナム戦線のジオラマを見事に表現しています。今までに有りそうでなかったジオラマです。
SLの車庫をジオラマにした作品。車庫の屋根や給水塔、電柱まで注意深く作られています。
巨大なU-ボートと荒天の波が見事にマッチした作品。波はシール剤で作ったそうですが、その表現に脱帽です。
いつも1/700の模型を所狭しと展示していますが、今回はメジュロ環礁に終結した米艦隊を作ってました。その中でも1/350空母はこの広い展示でもとても見やすく、塗装のバリエーションも楽しめました。
あのハセガワのキットをエッチングパーツを用いてディティールアップした作品。どこから見ても隙のない作品は作者の思い入れが込められた完璧な仕上がりです。
一方の北館ではホビーショーとして各メーカーが新製品の発表をしていますが、近年では目玉商品も少なくなり少し寂しい感があります。とは言う物の、新製品を買わなくても今の在庫だけでも十分なんですが。それではほんの少しですが、私が気になった物を挙げてみます。
タミヤ1/48 He123とシトロエン・スタッフカー
充実してきた1/48MMシリーズは飛行機との連携も強めてきました。He123はイタレリ製だそうですが、この組み合わせは味があります。次はフォルクスワーゲンも発売されるのではないかと期待できます。
爆撃機シリーズがついに英空軍にも巡ってきました。タミヤの1/48では手に余るときがありますが、1/72ではその心配も少なくなるでしょう。当然、グランドスラムやダムバスターも限定版での発売が期待できます。
飛燕の初期タイプは既に発売されていますが、デカール替えで触手が動きそうな物が発売されます。
タミヤの物とバッティングしますが、あえてその欠点を修正した物を出したとのことです。両キットを比較すればその違いが分かるらしいです。
飛行状態での展示をする場合に重宝しそうです。去年のJMCで参考出品されていましたが、 キット内部に磁石を仕込みそれをスタンドの磁石で付けるために飛行機に穴を明けるような加工をしなくてすみます。しかし、スタンド単体ではなく飛行機キットとの販売になるようで残念です。私はこのスタンドを買って何機かのキットを飛行状態にしようと考えていましたが、スタンド単体での発売を実現してもらいたいと思います。
今回初めてタミヤ本社の見学に行ってきました。毎年ホビーショウと共に公開されていますが、なかなか行く機会がなかったのですが十分に楽しむことができました。
まずはロビーに入るとタミヤ創生期からのソリッド模型や、懐かしいMMシリーズなどが飾られている歴史館があります。室内は照明が暗めなので少しばかり見にくいのですが、私はここでかなりの時間を過ごしてしまいました。特に1/35MMシリーズは当時の記憶が鮮明に蘇って、少しばかりタイムスリップしたような感覚になります。また、リモコンシリーズの箱がこんなに大きかったのかと改めて思いました。
他にもタミヤコンで入賞した作品の数々が展示されていて、その歴史に華を添えています。そこを出ると、実物のF-1マシンがさりげなく展示されており、タミヤ製品の幅広さを実感することができます。
5Fにはタミヤ製品の販売コーナーもあり、私は手に入りにくかったイタレリ1/72のSM79 スバルビエロをやっとのことで購入しました。また、ここは大人だけ楽しめるだけではなく、子どもも十分楽しめる所です。屋上には1/16戦車のラジコンとラリーカーなどのラジコンカーが走れるコースがあり、子供たちが楽しそうに体験走行を楽しんでいました。もちろん私の愚息も例外ではありません。翌日にはダンガンレーサーの組立て講習会にまで参加して、さらに楽しみを増やしてきたようです。
1Fにはタミヤ製品の金型とその成形品が展示されていて、そこでも興味深い話を聞くことができました。どこの会社でも設計部門と金型部門では、製品を巡っての激論が激しく交わされている物だと痛感しました。こういう貴重な事を聞くことができるのも、オープンハウスのおかげだと感謝。
模型メーカーの会社見学はタミヤ以外に実施しているケースはあまり聞かないので、このケースが唯一体験できる貴重な物と思います。各部門の担当の方は実に丁寧に私たちに対応してくれて、こちらが恐縮してしまうほどでした。また、同じ模型趣味の仲間としても共感できることが多々ありました。こんなことならばもっと早く行っておけばよかったと思った次第です。タミヤの皆さん、ありがとうございました。
自衛隊1/1展示
今年は静岡ホビーショーに合わせてブルーインパルスの飛行展示と、装甲車の展示がありました。いつもは航空祭でしか見れないのですが、今回はブルーインパルスの方からやって来てくれました。静岡市内での展示飛行なのでいつもと展示内容が違うと思いますが、大勢の人を楽しませてくれました。
また、装甲車の展示は普段見る機会が少ない人たちにも強烈なインパクトを与えたことと思います。私は2日目は静岡駅からシャトルバスで会場に向かいましたが、その途中で装甲車列と一般道で遭遇しました。あまりの非日常の光景に、何と表現していいのか分からないくらいでした。確かに動く1/1はものすごい迫力です。
以上のような楽しい2日間はあっという間に過ぎて、今では通常の日々が続いています。あの時の熱い思いを胸に秘めて、来年の静岡には今年よりも完成度の高い模型を持っていきたい物です。そのために、まずはストックの山の中から作りたい物を捜さなくてはいけません。まだまだ、道程は遠いですね。
2005/5/22, 5/29一部加筆