| F-14D スーパー・トムキャット アメリカ海軍 試作機 ハセガワ1/72 |
F-14 の数ある限定版の中で単にデカール替えだけではないキットがこれです。試作機特有のヨーイングセンサ付きピトー管のパーツと、エンジンが換装されたためにエンジンノズルパーツが新規部品として入っています。
ここで実機の F-14D について触れておきますと、
F-14B F-14A の TF30 エンジンを F110-GE-400 に換装した型が F-14B 。7号機が F-14B を名乗っていたので、当初は A+(プラス)と呼ばれていました。
F-14D その後、レーダーを AN/APG-71 に換装した型が F-14D。B、D 型とも最初は全てのA型を改修する予定でしたが、冷戦終了と改修コストのアップのために製造費が安価で運用も柔軟な F/A-18 の導入が決定されました。
スーパートムキャット は、この F-14B, F-14D につけられた愛称です。
キットの組立ては通常版とほぼ同じなので、複雑なパーツ分割を復元していくように組上げます。このあたりは F-15 のシンプルな組立てとは対照的です。このキットの組立てではいつものことですが、胴体と機首に僅かな段差ができるので胴体側にプラペーパーを挟んで段差を吸収しました。
試作機特有の全面白色塗装はこのキットの仕上がりを大きく左右します。ミスターカラーのライトグレーで下地を塗った後に、ミスターカラーのスーパーホワイトを全面に薄く4回くらいエアブラシをかけました。白色は一度に塗ろうとするとムラになりやすいので注意が必要です。
次に機首以外の赤と青のストライプも塗装で仕上げます。デカールをコピーした物を型紙にしてマスキングしますが、下地が白なのでミスト状の塗料がかからないように念を入れてマスキングしましょう。
青のラインのマスキングは同じ太さにするのは難しく、場所によっては線が違った太さになってしまいました。
機首の赤と青のラインは塗装のマスキングが難しそうなので、デカールを使用しました。
機首には GRUMMAN の文字とロゴがデカールで用意されていますが、写真では小さすぎて判別できません。
普段の F-14 はロービジ塗装機が多いので、全面白のこのキットはある意味新鮮に映ります。試作機なので汚し塗装も行わずに、パネルラインの墨入れだけにとどめました。